【タイトル】(報告1)ジュニアスポーツ指導員研修
【 名前 】あかまつ
【 日付 】2007/10/21 20:14
「モチベーション」
この講習会には70名ほどが参加しており、北は北海度、南は九州四国と参加者もバラエティに富んでいました。
何人かの方と話をする機会がありましたが、サッカーのチームのコーチを本職としてがんばってる人や
私と同じように保護者の立場から競技を手伝うようになり中心的存在になり報酬をもらうまでになった人や
プロとして人を教えることを職業にしている人など、真剣に何かを得て帰りたいというメンバーが多かったです。
グループ内でディスカッションする機会があり、それぞれの組織で直面している問題などを議論しましたが
組織という形に近づくほど難しいことも多いと感じました。
また、中には自分が何かの形で力になってあげたいという思いにもなりました。
この資格を取ることについてのことですが、私自身も資格を取ってどうなるのか(評価されるのか)という思いもありましたが
「適切な能力を持った人が資格を持って指導するほうが望ましい」
「資格を持っていることをまわりに知ってもらうことはよいことである」
「参加するときに同じような組織であれば、資格を持っているほうの組織を選択する」
という話もあり、この資格を取ることは非常に有意義であると思いました。
私自身もこの資格をとりたい理由とその後にやりたいことなども最近明確になってきています。
【タイトル】(報告2)子供の体力低下
【 名前 】あかまつ
【 日付 】2007/10/22 19:52
講義の中で非常に興味深い話がありましたので紹介します。
子供の体力が低下していると報道されています。しかし、本質は違っているようです。
確かに学年ごとの平均を過去と比較すると悪い数字になっています。しかし、その比較の仕方には無理があります。
統計的な手法で、ある学年の運動能力を追っていく統計手法、すなわち、対象を同じにして1年ごとに追跡していきます。
具体的には、5年前の1年生と今年の1年生を比較するのではなくて、
5年前の1年生と今年の6年生(5年前は1年生)を比較するのです。
そうすると、記録の伸び率のグラフは同じようになり、10年前や5年前に比べて伸び率が低下(体力が低下)してはいません。
今と10年前とを比較して確かに平均値は低下していますが、この平均値というのが曲者なんです。
2極劣化。すなわち、できる人とできない人の差が大きくなっていて、結果的に平均値が下がっているのです。
例えば、テストの平均値が60点だとすると、
昔は65点と55点の平均60点だったのが
今は90点と30点の平均60点になっているということです。
だから平均が50点に低下したとしても90点と10点という極端な分布になるのが現代のようです。
単純に平均点が下がったから体力が低下したのではなく、
本質にはできる子供とできない子供の差が極端になっているということです。
この研究成果は近々発表されるかもしれません。
1週間の運動日数が7日の子供と0日の子供といった具合です。
この要因として、遊び場の不足や少子化、治安、習い事の増加やゲームなどの室内遊びの増加が挙げられていますが
一方で、子供に運動を習わせる家庭では体力は向上し、何もしない子供は体力が低下する、
親が意識的に運動させなければならない時代になっているようです。
また、親が手をかけず運動を習わせるのは簡単ですが、お金がかかりますので裕福な家庭とそうでない家庭でも差が出てしまいます。
このような環境を作ってしまったのは、もちろん我々親の責任です。
子供の体力低下は国家的な問題で予算が増額されたり、学習指導要領の改定で体育の時間数が増やされたりという対策もとられようとしています。
【タイトル】(報告3)じゃんけん列車
【 名前 】あかまつ
【 日付 】2007/10/23 21:35
講習会のうち「乳幼児期・児童前期」の実習では「河合楽器」から講師が来ていました。
なんで楽器メーカーが?と思って調べると、幼児教育事業として音楽だけでなく体育もやってたんですね。
先生は我々を子供に教えるような言葉で教えてくれました。
そこで教えてもらった「じゃんけん列車」のフレーズが頭から離れません。結構面白かったというのもあります。
ネットで調べると有名なゲームのようですね。
このゲームをやるときには、音楽を鳴らしたり歌を歌ったりするようですが決まったものはないようです。
今回はインディアンの歌?のメロディで
シュッシュッシュッシュッじゃんけん列車
シュッシュッシュッシュッじゃんけん列車
シュッシュッシュッシュッじゃんけん列車
今度の相手は君だ
と腕を列車のように回転させて動いて相手を探し
「君だ」でお互いに相手を指差し、最初はグー じゃんけんポン
で負けた人は買った人の後ろに回り肩を持って2人の列車になります。
これを何度も続けると長い列車の列になって最後は決勝戦となります。
大きな円陣を作るときに便利だそうです。
応用パターンとして勝ったチームは万歳して前後反対の列車になり先頭を入れ替えるというのもあります。
子供の笑顔が目に浮かぶゲームです。
【タイトル】(報告4)コーディネーショントレーニング1
【 名前 】あかまつ
【 日付 】2007/10/26 23:24
コーディネーショントレーニングは運動神経を高めるトレーニングです。
特に神経系が発達する10歳ぐらいまでの伸び率が高く、
それまでにこのトレーニングをすることによって運動能力を伸ばすことができます。
SAQトレーニングではコーディネーションを複数の運動を同時にこなすトレーニングとしていましたが
もっと深く掘り下げて、これ単独で重要なトレーニングになります。
たとえば足をグーパーの2拍子で腕をグーグーパーの3拍子でリズムよく動きます。
大人はなかなか習得に時間がかかりますが、子供たちはすぐにできるようになります。
小学校の授業で取り入れているところは、かなりの効果を上げているようです。
私も練習しているところですが、もともとリズム感がないので苦労しています。
1年生の娘のほうが上達が速いです。
私なりの解釈ではSAQトレーニングは基礎体力的な練習であり、
コーディネーショントレーニングは運動神経を発達させて身のこなし方を身につけるというイメージでしょうか。
コーディネーションは基本的には「遊び」の要素から入っていくのでSAQと違い負荷的には軽いものだと思います。
ジュニアの指導には、この2つのトレーニングをうまく組み合わせることが効果的だと思います。