【タイトル】SAQ 後半 その1
【 名前 】あかまつ
【 日付 】2007/06/04 21:44

スピードトレーニング

「前方へ(重心を)移動する速度」
直線の話

ランニングは
自然に美しく、無駄のない走り、効率よく

ランニングの意義とコーチング
バイオメカニクス的な理解
コーチング 指導→引き出す

短距離走を考えると
A.スタート局面
B.加速局面
C.トップスピード(持続局面)

A.スタート局面
・ベストな状態でスタートが切れる姿勢・・・前傾姿勢
・反応(リアクション)・・・14歳までにトレーニングしておく
・スタート時の爆発力
  腕のスイングと
  脚筋力のバランス
  上肢と下肢との協調性

・前傾姿勢
後頭部から腰背部からかかとをまっすぐ
前傾の角度は個人差があるので何度とはいえない。結果として45度だったなど。
守らなければならない条件→直線・まっすぐ
姿勢の保持のために背筋が重要→2人ペアで1人が体をまっすぐにして倒して見る

B.加速局面(~30m)
ストライドは徐々に広がる(伸びる)
スピード=ストライド(1歩幅)×ピッチ(回転速度)
エクササイズとして回転の大きさを変える→加速局面では小さく

C.トップスピード持続局面
正しい走り方
どこから見てもまっすぐ
以前はスイング型・ハイニー型だったが、現在はローテーション型
スタートからゴールまで最短距離は直線だが実際はぶれる。腰の位置も上下にぶれる

ポイント(見てあげる)
・起立姿勢→歩く→走る
頭の位置
足底の荷重点(まっすぐ立ってどこに重心がいってるか)
→母子球エリア。かかとは日本に多い、がにまた、背中が丸くなる。

・下肢の使い方
かかとの軌跡はまゆ型

ハードルを使う
障害物を置くことでまゆ型になる
→これを見て直してあげる
足を上げる は×(支持足が曲がる)
 ↓
ふみこめ という
 ↓
踏み込むときに足を上げている(引っかいて出す は×)

・上肢の使い方
腕振りのひじの角度は限りなく90度に近い(90度より少し広い)
肩を中心として振る、ひじの先を振らない
まっすぐ(進行方向に対して)
親指がお尻の一番高いところに来る
手のひらは親指が上にあること(手の形は自由)
横から見たとき両脇に景色が見えるぐらい
上肢と下肢の連動

・モーターラーニング(動作学習)→テキスト
ハードルがあっても
ストライドが伸びても
方向が変わっても
リズムに変化があっても
→求めることは同じ、「スムーズに動く(動かせる)ことができるようになる」ように指導する
どうやって持続させるか→走り込みが一番よい(スピードⅠ30秒間最大下運動、スピードⅡ60秒間最大下運動)
ラテラル(横方向)への運動

ストライド×ピッチ どっちが直しやすいかというと ストライド(通年を通して直しやすい)
(例)マーク走
①自分のストライドを計測し、ウインドスプリントぐらいで流す
②20m加速走+マーク走(マークのハードル走がおかしかったら幅を調整する)

【タイトル】SAQ 後半 その2
【 名前 】あかまつ
【 日付 】2007/06/05 20:58

クイックネス(素早さ)

「ある刺激を受けてから、どれだけ速く動き出せるのか(重心移動できるか)」
ファーストフットワークトレーニングともいう

ラダートレーニングをただやっただけではクイックネスは習得できない。
ラダーは自ら高める用具としてある。

クイックネス・フットワークはほとんどのスポーツで楽ず必要なものである

ポイント

◎脳神経筋回路の改善

刺激    →   脳   →  筋肉
              →  筋肉
              →  筋肉

      ↑       ↑
  A.求心性の回路    B.遠心性の回路

刺激は、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚(視覚と聴覚で90%)

(なお、画鋲が痛いとか熱いとかの、反射的・無意識的なものは3~4歳で頭打ち)

Aを速くすることはできない
どうするか
・正しい動き
  ↓
・意識化されたイメージ
  ↓
・反復、洗練、効率化
  ↓
・反射的、無意識的

モデルを出してこのとおりにする
しかし、型にはめるのはダメ→ある程度の動きで刺激

Bを速くする
「心理的作用を促す」
その動きいいやんとほめる
おだてる、うまくほめる
ODATERUにS(スピード)をたして
SODATERU
(怒られて伸びるのは技術)

重要
◎トレーニングを進めていく上での注意点
瞬間の動きなので疲れる
コンマ1秒の世界
無酸素運動・有酸素運動の間
MAX10~12秒(平均10秒)までで終わりにしたほうがよい

1回の運動時間は5~10秒ぐらい
しかし、一瞬で動いた結果は正しい動きが求められる
動作が先か速さが先か
スポーツでは運動動作を先に覚える→それから速さ
動作そのものは長時間かけてもよいが、速さをやるんだったら5秒以内の範疇で行う
これがわかればラダーはいらない。その場でできる。でもラダーも意味がある
5秒間MAXでやめる

疲労度を注意する
元気なときにさせる

1日当たりどれぐらいか
速さの獲得→1日5~10分
動作を覚えたい→
週の中、毎日やってもかまわないが疲労度を見る
やる種目数→速い動きもあれば、いろんな方向で刺激、多刺激、多方向、多種目(疲労度を考える)
その場でやるようなエクササイズ(重心の移動はおこらない)

筋収縮速度を高める
・動作の改善
・筋収縮側の改善

【タイトル】SAQ 後半 その3
【 名前 】あかまつ
【 日付 】2007/06/06 19:35

体幹のトレーニング

いわゆる腹筋や背筋等の補強系トレーニング

なぜ人はトレーニングするのか?
・自己満足(パフォーマンスの向上)、健康維持、けがの予防、やせたい、楽しみ(動かすこと)、リハビリ

重要
・姿勢
・パワーゾーン
体の中心部になればパワーが高まる(40-60%)
遠くになれば下がる
→体幹

体軸を作りながら腰部を折りたためること
柱をうまく支える(エネルギーの伝達)
エネルギーの関所は股関節
うまく伝達しないと股関節からエネルギーが逃げる
脊柱は横から見るとS字をしている
S時をしっかり保てたらまっすぐになる

体幹の筋肉
腹筋、背筋、大腰筋、頚部、殿筋
股関節、肩甲骨

背中が丸まる人は肩甲骨がかたい

腸腰筋(大腰筋と腸骨筋)、斜服筋、斜行筋、腹直筋

四肢以外を体幹部という

どうやって鍛えるか(共通理解が必要)

例えば上体起こしは足を伸ばすのではなく、ひざを立てる(腰痛持ちはタオルを入れる)

●共通理解
①腰部・背部の負担の軽減
②支持点と面積
支持点が多いと負担が軽減できる
接地面積が多ければ負担が下がる
→同じエクササイズでも難度が変わる
③頚椎(の保護)
腹筋力がない人は、あごから行く、反動を使う、頭を抱えてひじから持っていく
これではダメ→腕は胸でクロス→(レベルアップ)腕が開いたまま手が耳にさわるかさわらないか
④角度
0-45度の行き来
ひねる場合、上げてからひねるは×
背筋は台を使用して上体を出してマイナス90-0度
足の場合は上半身を台に乗せて足をマイナス90-0度
⑤動作速度(の設定)
速くやるのか遅くやるのか→何をさせたいのかを考える
基本はゆっくりから速く
⑥左右差
腹筋でも右から上がる人や左から上がる人がいる

●アプローチ方法(簡単なことから)
①自体重
②補助
補助を変えるだけでも支持点や面積が変わり強度が変わる
③徒手抵抗(マニュアルレジスタンス)
アンバランスさが伝わってくる
例えば上げるときに強く下げるときに弱いなど
④負荷(純粋な負荷をかける)
メディシンボール、ダンベルプレート、タオルなど
同じシットアップでも種類ができる
⑤安定(姿勢の安定)
一番きつい
⑥パフォーマンス

【タイトル】SAQ 後半 その4
【 名前 】あかまつ
【 日付 】2007/06/07 21:00

講義自体の話は終わったのでその他もろもろの話を書こうと思います。

正しい走り方のポイント走るには
①姿勢が重要(軸がまっすぐ)
②回転
まゆ型
加速期にはくるぶしがすねの中央付近
持続期にはくるぶしがひざの高さを越えるぐらい
③腕のスイング
限りなく90度に近い(か少し広い程度)
親指が上
④支持脚をまっすぐ
⑤①-④がリズムよくできてる
地面とけんかしない
⑥方向が変わっても①-⑤ができてるか
⑦つま先はトーアップ
ついた瞬間は惰性で下がる