小学生には動きづくりが重要(陸上教室紹介)

ときどき速く走りたいので近くに子どものための教室がないのかという問い合わせをいただきます。
動きづくりに関する考え方と、ほとんどが知り合いですがいくつか教室をご紹介します。

前提として、速く走る以前に身のこなし方が重要となります。
小さいころから遊びを通して様々な動きを身につけるということです。
私が子どものころには毎日の遊びの中で身につけていたことですが、最近は子どもが遊びを通して動き方を身につけていないという現象が社会問題となっています。
たとえば、スキップができない、サイドステップができない、上手にこけれない、など。
私が指導している教室でも個人差が非常にあります。
体系は普通なのに速く走れない原因に、重心が低い、ストライドが小さい、骨盤を動かしていない、腕振りが変、など問題点を感じたりします。
このような背景から、お金を出してまで運動教室に通わせたり、体育の家庭教師などに依頼したりしています。

これらの動きづくりは科学的には「コーディネーション能力」が関係していると考えられています。
簡単にいえば、同時にいくつかの動きをすることで、たとえば、塀の上を落ちないようにバランスをとりながら渡り歩いていったりします。
私が子どものころによくやっていたことですね。
このコーディネーション能力は「調整能力」ともいわれ、スキャモンの発達発育曲線では小学生のころに身につけるものです。
ちなみに中学生年代では「持久力」、高校生年代では「筋力」です。
したがって、小学生のうちに様々な動き方を身につけておかなければ、中学生以降に身につけようと思っても難しくなるのです。
たとえば一輪車は小学生なら少し練習したらできますが、大人はまずできません。これもコーディネーション能力でしょうね。
このコーディネーション能力を最も身につけることができる時期が「ゴールデンエイジ」と呼ばれている小学生高学年年代なのです。

したがって、小学生の時には種目に特化するよりも、いろんなスポーツを通じて、身のこなしを覚えていくことが重要です。
私も陸上教室やサッカー教室の中で、鬼ごっこやボールフィーリングといった時間を設けて、動きづくりを指導しています。

以下に、いくつかの教室や活動を紹介します。
興味がある方は、それぞれのホームページやブログをお読みください。

【私が活動している陸上教室】

NPO法人 スポーツクラブ21はりま 「子どもいきいきスポーツ教室」

加古郡播磨町(秋ヶ池運動場)、小学1~6年生
播磨町以外の場合は「スポーツクラブ21はりま」に入会すれば参加できます。

NPO法人スポーツクラブ21はりま
http://www.sc21-harima.com/
子どもいきいきスポーツ教室
http://www.sc21-harima.com/ikiiki.html

【私が主催する陸上教室】

教室がもてるように準備中です

【陸上教室紹介】

①外遊びサークル「元気っずクラブ」

(西宮市東山台・・・ほとんど宝塚の方)
幼児クラス、小学生クラス、定員超過のため公募はしていないようです。
健康運動指導士として、また大学の講師として活躍されている「村田トオル」さんの指導です。
まさに、私が子どものころに自然と身につけていた遊びを通しての動きの習得を現代版にアレンジしています。
ブログでは子どもたちが自主的に遊びやルールを作り、お互いのコミニュケーション能力がはぐくまれている様子を知ることが出来ます。
私にとっても指導者としてのヒントが随所にちりばめられています。
村田トオルの元気っず日記(^^♪ http://blogs.yahoo.co.jp/run4950

②トラフィーにしのみや(西宮トラック&フィールドクラブ)

(西宮市薬業鳴尾浜スポーツセンター体育館)
すべてのスポーツの基本である「走り」によって、スポーツの楽しさ、厳しさを体感し、お子様の心技体の成長をはかります。
指導方針:コーチの豊富な経験を伝えることにより、心を養います。正しい走りの技術を身につけます。繰り返しの練習で体力を養います。
ステッィクラダーや鬼ごっこなどを通じて動きづくりの習得にも力を入れています。
よく新聞に記事が掲載されています。またテレビでも速く走りたいというトピックで放映されたことがあります。
野口研治コーチは障害者スポーツの普及活動もしており、神戸市などの小学校で講演活動もしております。
かけっこ教室と陸上教室があり、小学校1年生~中学校3年生までが対象です。
トラフィーにしのみや http://www.ntfc.jp/
かけっこ教室・陸上教室 活動ブログ http://blog.ntfc.jp/

③王子スポーツクラブ 陸上クラブ

(神戸石灘区王子陸上競技場)
中学生から一般までを対象としたクラブです。
野口コーチや大学生が中心となってレベルに合わせた指導をしています。
王子スポーツクラブ 陸上部門 http://www.ojisc.com/html/tf.html

④神戸市陸上競技協会 陸上教室

小学生向けに「王子教室」「しあわせの村教室」で開催しています
王子教室を見に行ったことがありますが、非常たくさんの小学生が参加しており、学年に合わせた指導をしています。
ちなみに、野口コーチは高学年を主に担当しています。
KOBE T&F SCHOOL http://www.geocities.jp/kobetandf/

⑤アスロンジュニア・スポーツクラブ

(芦屋市)
さまざまな種目のクラブから個別指導のいわゆる体育の家庭教師のような活動までしています。
代表の井原一久さんは、ドイツでコオーディネーショントレーニングを学んでからあちこちから引っ張りだこです。
行政から講演を依頼されるということは信頼の証です。
「七つの習慣」の指導者資格を取り、教育セミナーを開催しております。
何か苦手種目があり、集中的にコツを指導してもらいたいときなどに、短期で家庭教師的な指導を受けてヒントをもらったらいいと思います。
探偵ナイトスクープでも腕立て伏せがしたいという依頼で最近放映されました。
アスロンジュニア・スポーツクラブ https://athlon.jp

⑥NOBY T&F CLUB

(西宮市・大阪ガス今津総合グラウンド)
オリンピックメダリスト朝原選手が主催する陸上クラブです。
http://www.osakagas.co.jp/company/efforts/noby/index.html


※随時、追記したいと思います。
※やっぱり、人財です。優秀な指導者がいる組織はきちんとした方針、正しい指導法に基づき指導しています。
そして、共通しているのが、みんなスキルアップに努めていることです。
学ぶことをやめたら教えることもや止めなければならないといいます。
このような指導者が増えることを切に願いながら、プロの皆さんについていけるように、自分自身もスキルアップに努めたいと思います。