陸上教室(2010/1/9) 第4期 第4回

朝方は冷え込んでトラックや芝生が少し凍っているところもありましたが、天気はよく暖かくなりました。
4回目の今回の参加者は1-2年35人、3-6年50人あまりと90人近い参加者です。
例年冬季は参加者が少なくなる傾向があるのですが、今年は多数の参加者です。
特に6年生の参加者が多くなっています。反面、5年生はわずかです。学年ごとのアンバランスが結構あります。

いつもやっているウォーミングアップの準備体操の中で、前日にサッカーの研修でやった動きをいれて、いつもと少しバリエーションを変えました。
足を前後にして腰を落とす動きです。正面前後の後に、ななめ向きと、クロスのななめ向きを入れてみました。

さて、今日のメインは、1-2年1000m、3-6年1500mのタイム測定です。
今年度初めての長距離記録会です。
子供たちの反応はさまざまで、俄然やる気満々の子どもや、嫌々という子どもがいます。
私自身は、小学生年代での持久力はそれほど重視しなくてもよいとは思っていますが、たまには持久走を体験しておくことも必要だと思います。
子どもの成長段階に応じ、小学生では調整力、中学生では持久力、高校では筋力といわれています。
小学生に対して持久走を鍛え上げるのはよくないですが、能力のある子どもは伸ばしてあげたいです。
1-2年30人ちょっとの人数で一斉スタートです。
まず、どれだけ走るのかということを理解させる必要があります。
300mトラックなので、1000m走るにはどうしたらいいか?と子どもに聞きます。
3周半という子どももいます。
正解は3周と100mです。間違えないように何度も説明しました。
さらに、最初にダッシュしすぎるとしんどいぞとか、なるべく内側を走れとか、芝生に入って走るなとか。
タイム的には、4分は速いぞ、5分台ぐらいで帰ってきてほしいな、など。
私は先頭と一緒に走ります。ひっぱるというより一緒に走ることと、少しペースを作ってあげることです。
最初に飛び出した子どもは1周で息が苦しくなってました。その後に追いついてきた子どもは、息も乱れてなくしっかりした走りです。
この子どもは、そこそこいけるなと思いました。
2年生の男子ですが1000m4分08秒です。2番目は最初に無理した子どもが追い上げてきて4分11秒です。
意外にみんながんばりました。
子どもには、友達に勝つことよりも今度走るときに今回のタイムを上回ることを目指しよといいました。

前半がしんどいメニューだったので後半は遊び的なメニューです。
1人に1個づつステップリングを持たせて一列に並び、ケンパーをセッティングしました。
一列だと待ち時間が長くなるかもしれませんが、長いケンパーをしたかったのでOKです。
ケンケンパー、ケンケンパー、ときどきケンパー、パーパーなどランダムにしながらのドリルです。
まあ、なげかわしいほどできていない子どもがいますね。
まさに、現代社会のこどもの体力低下の問題点ですね。

次のメニューとして、ボールギャザリングをしました。
正方形のグリッドの角が自分の陣地で、真ん中に置いた7個のテニスボールを自分の陣地に3個入れたら勝ちです。
一度にもてるのは1個で、他人の陣地からとるのもOKです。
実は超ハードな遊びなんです。
でもみんな楽しそうにわれもわれもとやりたがります。
1人3回ぐらいやりましたが、もっとやりたがっていました。
問題は話を聞いていない子どもがいて、1度に2個持ったりしてました。
まあ人数が多いので、話を聞かない子どもがいるのは、ある程度は仕方がないです。

3-6年は3-4年と5-6年の2グループに別れ、ステップリングとラダーを半分づつ交代でやりました。
ステップリングは上級生らしく、サイドステップをしながら、グーパーをしていくという発展までしていました。