今はすぐに更新しても、不具合はほとんどなくなった

数年前までは、ワードプレス本体、プラグイン、テーマが更新されたときに、すぐに更新してしまうと、不具合を起こし、レイアウトが崩れたり、エラーコードが吐き出されたり、最悪な場合は画面が真っ白になって管理画面に入れないこともありました。テーマの更新の場合はそれほどではないですが、「ワードプレス本体」「プラグイン」「テーマの大きなメジャーアップデート」がある場合は不具合の可能性が想定されました。

しかし、最近は、そのような不具合を起こすことはめったになくなりました。

ただ、頻繁なアップデートがあるので、更新する手間が意外とかかり、特に、あまり記事を作成しない場合は、更新通知が山のようにたまっていることがあります。セキュリティの脆弱性が見つかって更新されてたりするので、それはそれで、長期間は無視できません。

自動更新機能を活用

実は、ワードプレスの5.5からプラグインを自動更新できるような使用になり、それを利用しても問題ないかなと最近思っています。

ただ、ちょっと心配なプラグインがある場合は、それだけ手動更新にして、残りは自動更新にしてしまうといいでしょう。

自動更新にする方法は、プラグイン一覧の画面で、右の方にある「自動更新を有効化」をチェックすればOKです。まとめて自動更新にする場合は、左上にある「一括操作」をクリックしてドロップダウンリストから「自動更新を有効化」にして、左端にチェックを入れればいいです。多い場合は上の方の一括チェックをクリックしてから、自動更新したくないプラグインのチェックを外すといいでしょう。

テーマを自動更新するには、外観>テーマの一覧画面で、該当のテーマの詳細をクリックして、右上の方に「自動更新を有効化」というのがあるのでクリックしてください。

テーマ・プラグインともに、「自動更新を無効化」をクリックすれば、手動更新になります。

ワードプレス本体は手動更新でいいと思いますが、メジャーアップデート以外はリスクが少なく、またマイナーアップデートは自動的に更新してくれますので、あまりさわる必要がないと思います。1年に1回ぐらいあるメジャーアップデートだけは、しばらく様子を見る方がいいかもしれません。

まれに発生するプラグインのアップデートでの不具合

無料のプラグインが大きく機能強化したり有料化のオプションを追加したりすることが稀にあります。更新しないと気が付かないことがあるのですが非常に使いづらくなったりします。まだやたらと有料版への移行のメッセージが頻繁に表示されたり、勝手に関連するプラグインをインストールされたりします。そのような情報はすぐには出回らないので更新してみて気がつきます。場合によっては不具合が出ることもあります。そのプラグインを使い続けるか同じような機能の他のプラグインを探してそれを使うかと言う選択に迫られます。また、セキュリティ的に問題があるかもしれませんが大きな更新の前の状態にプラグインを戻すという方法もあります。プラグイン「WP Rollback」はプラグイン一覧画面から簡単に以前のバージョンに戻す=ロードバックできるプラグインです。

自動更新を有効化すると、更新するたびに、通知メールがくる(うっとおしいいのでオフにしたい)

実は、標準では通知をオフする機能がないので、コードを書きこむか、プラグインを使います。

コードはおなじみ「function.php」に追記するのですが、重要ファイルなので慣れていない人はさわらないほうがいいかもしれません(失敗すると画面が真っ白になり管理画面に入れなくなります)。

プラグインは「Disable Emails」になりますが、更新通知意外の通知もオフになってしまうため、困る人は使わないほうがいいかもしれません。

「function.php」に追記

//「Wordpress本体」の自動更新メール通知を停止する
add_filter('auto_core_update_send_email' , '__return_false');

// 「プラグイン」の自動更新メール通知を停止する
add_filter( 'auto_plugin_update_send_email', '__return_false' );

// 「テーマ」の自動更新メール通知を停止する
add_filter( 'auto_theme_update_send_email', '__return_false' );

参考にしたサイト記事