播磨町スポーツ交流コオーディネーション体験(2009/9/12) その4

最後はストッピングです
2人組になり、大きいボールを1個使います
①向かい合わせになり、ボールを転がします
②投げた人はボールが転がっている間に、体の部位をコールします
③相手はコールされた場所でキャッチします
体の部位は、頭・右手・左手・右足・左足・おしり・おなか、など
発展として
①相手のすぐ後ろに立ち、股下を通してボールを転がしコールする
②ボールをキャッチする人は、ボールが視界に入ったら止めに行く

以上が実技です

そのほかにも自分1人でできるメニューの紹介がありました
右手と左手を交互に胸の前に持ってくる
①胸の前でグー、上でパー
②胸の前でパー、上でグー

少しひざを曲げてかがんだ状態で、右手でトントン、左手ですりすりを同時に
(これは、別のセミナーで講義のときに机をたたきながらできるメニューでありました)

感想
最初、2時間半という長丁場で大丈夫かなと思ったりしましたが、あっというまに時間がたちました。
子どもたちの反応もよく、楽しんでいました。
コーディネーションは、楽しみながらできるということが大きな特徴で、失敗しても笑顔で済ませることができます。
あれれ?という感じでしょうか。挑戦意欲を高め、成功したときの喜びは大きいです。
このようなコーディネーションの動きは我々が子どものときに遊びを通して勝手に身についていたものです。
最近の子どもたちは、遊びの中からコーディネーションを身につけることができる機会がなくなっており、こういう機会を学校などで取り入れていく必要があります。
また、ベルリンの壁の崩壊から旧東ドイツのスポーツ科学の国家機密情報が明らかにされるにつれ、科学的にコーディネーション能力を伸ばすことも可能になり、全世界で取り入れられています。
コーディネーションは新しいビジネス分野でもあり、いろんな形が入り乱れて何が正しいのか混乱もしているかもしれません。
マスコミでも取り上げられる機会も増えて、言葉だけがひとり歩きしているかもしれません。
私は、コーディネーションは(競技)スポーツをするための基礎となる能力だと思います。
コーディネーション能力をつけることで、実際の動きのパフォーマンスを上げることを最終目標とするのではないかと思います。
もちろん、そこまで目指さなくても、日常生活でも当然必要なものだと思いますが。
サッカーや陸上競技などの練習の中で、長時間コーディネーションにあてることはできないし集中力も持たないと思います。
限られた練習時間の中で、上手に取り入れていくことできたらいいなと思います。