健康講演会 「子供の足が危ない」(2011/2/19)

スポーツクラブ21はりまの主催で、昨年に引き続き、地元播磨町の徳山接骨院の先生を迎えて講演会が開催されました。
徳山先生はスポーツ選手のケアやマラソン大会などのサポートもしており、スポーツ選手への経験が豊富です。
私も徳山接骨院にお世話になっています。

昨年のテーマは「足の痛みと歩き方、スポーツの関係」です。
昨年のレポートを参照してください。
健康講演会 「足の痛みと歩き方、スポーツの関係」(2010/2/20)
http://startdash.jp/junior/20100220/129.html

前半1時間が講義で、後半1時間がテーピングの実演です。
今回は先生の専門である足について主に話がありました。

講義では、接骨院の患者さんの症例を写真で紹介しながら問題点を解説します。
・正面から写真を撮り、かかととかかとの真ん中から垂直に線を引いてみると、明らかに左右差がみられる。
・左右の足の長さの差は①筋肉によるもの②本当に骨の長さが違う、という2種類ある。②は仰向けになり、かかとをそろえてひざを立てると頂点の高さが違う。
・足の指の先が曲がっている症例もある。原因として①小さい靴をはいている②大きい靴をはいている、の2種類ある。①の場合、こどもは親に言わないので親がしっかり見てあげる必要がある。②逆に大きな靴の場合は靴が脱げないように指を曲げてつかむことで曲がっていく。

足のアライメント
・生まれて立ったばかり→O脚
・18ヶ月→まっすぐ
・3歳半→X脚
・7歳→まっすぐ
一般的には、このような発達をする。
アライメントのずれは18歳までには治しておきたいし、発育途中なので比較的治しやすい。

アーチ
・症例では、負荷をかけていない状態で45mm、地面に立つと37mmで、8mmしか落ちない→ハイアーチ
・普通は9-12mm落ちる。
・偏平足は12mm以上落ちる。
・スポーツ専用のインソールで修正したり、日常生活用のインソールで習性して治療していく。

骨盤のずれやゆがみは、足の裏が原因

※良いシューズの選び方
・自分の足の大きさ横幅を調べてもらう。
・かかとがしっかりした靴を選ぶ。
・ひもでしっかり締める
※はき方
・購入したら、ひもを全部緩めて、かかとをトントンとしながら足を入れ、足先を浮かして、ひもをしっかり締める

固有知覚
・足の裏からの情報が重要→靴より裸足が良い
・バランスボードやバランスディスクに乗る・・・片足立ち、目を閉じると足の裏からの情報のみとなる(脳を刺激)
・捻挫に対して→脳が指令を出す→直りが早い
・入院などで歩いていないときは、足からの刺激が脳にいかない
・歩くことは脳にいい
・スポーツトレーニングやリハビリ・・・足を刺激する
・シューズを脱いではだしになるのがいい

足の刺激のために
・足の指のエクササイズ→指を引っ張って、下に倒して、ぐるぐる回す
・足の指のグーパー運動

足の障害
・運動後のケアが大事・・・筋肉が熱を持っている間にストレッチ→冷めたらアイシング
・成長痛は寝ているときに起きる、長くは続かないし何日も続かない、激しい痛みで翌朝にはなんともない、昼間に痛いのは成長痛ではない筋肉痛など

後半のテーピングの実演
①バレーボールの突き指
・らせん状にクロスするように2本巻く
・上下真ん中痛い箇所にわっかに巻く
・引っ張って巻かない
・試合中の応急処置
・突き指は、まず冷やす
・試合が終われば外して冷やす
・靭帯を伸ばしている場合は3週間の治療が必要

②足首の捻挫
・炎症は72時間続く
・いかに早く内出血を抑えるか
・アイシング(30分まで)
・圧迫すると良い
・寝るときは足を上げる
・テーピングがきいているのは1時間
・素人では難しい
・運動できるようなテーピング方法(足の先のほうを巻かない)

③その他
・ぎっくり腰など・・・冷たいシップを貼り、コルセットで締める
・アイシングは、細かい氷(クラッシュアイス)を袋に入れ空気を抜いて密着させる
・筋肉が少ない箇所は直接冷やす(紙コップで凍らす、15分間の直接マッサージ)

徳山接骨院のホームページ
http://plaza.rakuten.co.jp/tokuyan/
足の講演。(2011.02.21のブログ記事)
http://plaza.rakuten.co.jp/tokuyan/diary/201102210000/

以上、メモなので正確ではありませんが、講習会に行けば、必ずノートにメモを書き、ブログにまとめることで復習にしています。
聞くだけでは、すぐに忘れてしまいます。いつでもチェックできるように書き起こしますが、なかなか大変な作業なんですよね。