神戸市サッカー協会 コーチングスクール (2014/10/10)

10月の研修はJFAナショナルトレセン(関西担当)の菊池コーチによる講義と高校生への指導実践デモです。
菊池コーチはつい先日まで、ヴィッセル神戸のスクールをされており、何度かこのコーチングスクールの講師もしていました。

前半が講義で、後半はいつもだと、参加者で実践練習なのですが、今回はリアルな高校生を相手に指導実践を見せてもらい勉強するという初の試みでした。
高校生は神戸市のトレセン代表の1年生が20人ほど集まっていました。まじです。

神戸市サッカー協会公式HP「神戸のサッカー」
http://www.kobe-fa.gr.jp/

今回のテーマは「ボールを奪う(チャレンジ&カバー~グループでのボール奪取」です

前半は講義で、JFAが作成したDVDで実際の高校生のゲームを見ながら守備のポイントを解説

3・4種(小中学生)から2種(高校生)へのイメージ

全員が守備

ファーストディフェンダーの判断からセカンドディフェンダーの判断
⇒相手チームのボールを持っている選手からボールを奪いに行くときに、パスを出す方向を制限するために、セカンドディフェンダーが、中をきるのか、外を切るのか、指示して、パスコースを読んで、ボールを奪いにいくことが重要。

プレーの原則の徹底の必要がある
・ボールを失ったらすぐに奪い返す⇒遅らせる⇒ポジションをとる
・ディレイの原則

常に相手を制限する
グループで奪いに行く

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後半は菊池コーチが実際に選手に指導実践する様子をじっくり観る

メニューは2つ

①5対5+サーバー ラインゴール(資料のD2)

②6対6+GKのゲーム形式⇒5対5+フリーマン+GKの試合形式へ

ファーストアタックに誰が行くのか?
セカンドディフェンダーは、ファーストディフェンダーにどうして欲しいのかコーチングする
⇒特に再度にボールがあるときの「中切る」or「外切る」
※「中切る」は、再度から中へボールを入れられないように、ファーストディフェンダーに守備を指示し、そうすると、ボールを縦に出すしかなくなるので、その縦パスを、セカンドディフェンダーが奪いに行く。「外切る」はその反対で縦パスを出せないようにして、中に出してきたボールを奪う。

ボールを奪ったら、奪ったボールを奪い返されないことが重要であり、あわてなくてもよい、後ろに返してもよい。とにかく、失わないことが大切。

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感想

初めて会った選手同士でお互いの意思疎通もまだできていない中、菊池コーチの指導で徐々に声が出るようになっていました。
高校1年生ってこんなにうまいんですね。プロのコーチによるレベルの高い選手に対する本格的な指導は始めてみたので、圧倒されました。
初めての選手なのにバシバシ指示してましたし、何よりも、プレーを止めるときに、直前まで選手の位置を戻すのがきっちりできているところにコーチのすごさを感じました。ビデオのように映像で焼きつくようです。
高校生だとレベルが高いので同数だとボールがなかなかつながりません。1人フリーマンがはいるとかなりつながるようになったので、いかに相手選手をフリーにしないことが重要かというのが分かりました。

資料

PDFファイルはこちらです→KFA2610