陸上教室(2010/7/10) 第2期 第1回

第2期の陸上教室が始まりました。
申し込みは90人ちょっとで前期の130人より大幅に減少しました。
1年生が30人ちょっと、2年生が15人ちょっとと、1-2年生が半分を占め、4-6年生が数名づつと低学年にかたよっています。

1回目は70人ちょっとの参加者です。
教室の最初の流れとしては、最初、あいさつと注意事項を伝えた後、300mのトラックを軽く1周します。
先生を抜かさずにゆっくり走れよ、といっても子どもたちは最後にはダッシュになってしまい、息を切らせて座りこみます。
何度も行ってるのですが、子どもの習性でしょうね。気にしません。
その後、準備体操ですが、私が担当するときは、動的ストレッチを交え、徐々に体をほぐし筋温を高め関節の稼動域が大きくなるようなUPをします。
最後には、コーディネーションの体操を必ず入れます。
体操が終わると、なわ跳びです。
なわ跳び担当の指導者が10分程度実施します。
最近はTOSS式の縄跳びを行っています。
その後、給水を入れて、コーナーに集合し、100mほどの流しです。
腕振りの練習をしたあとに6コースに別れ、1-2年3本、3-4年4本、5-6年5本です。
このあとに、全員もしくは学年ごとに2-3グループに分かれメイン練習に移ります。

メイン1
50mの記録測定
1年から4人つつ走りますが1-2年はスタートのやり方とタイミングの練習を事前に少しします。

メイン2
全員で往復ドリル
期の最初に実施することが多いです
ランダムに6-7人組みで12グループに分けました。
私の足で5歩(約3m)の間隔に並べたコーンの間が各組の練習コースです。
私の足で20歩(約13m)先にもコーンを設置し、各種ドリルを実施します。
コースを間違えないように1つおきにコーンの先端にマーカーコーンをかぶせています。
コーンが25個とマーカーが12個です。
50mが先に終わった1-2年に準備の手伝いをさせます。
(実はこれが結構大変だったりします。指導者で並べるほうが楽なんですが、これもメニューの一環です)
手持ちのドリルメニューから状況に応じてピックアップします。
真ん中で説明と見本を見せながらやります。
スピードを出してやるのではなく、きっちりとした動きを正確にすることがポイントです。
28回14往復(約30分間)しました。
やさしいレベルから、コーディネーション系の難しいレベルまで上げていきます。
つま先歩き、かかと歩き、早歩き、スキップ、スキップ大、スキップ小、スキップ股下タッチ、スキップ頭の上タッチ、サイドステップ、同反対、キャリオカステップ、同反対、バックジョグ、バックスキップ、両手前で同じ手足タッチ歩き、手はクロールでクロスの手足タッチ歩き、手はお尻かかと同じ手足タッチ歩き、同クロス、手はお尻かかと同じ手足タッチラン、ケンケンパー、足グーパー、足グーチョキパー、手足グーパー、同、手足グーチョキパー、同、仕上げのスキップ
※コーディネーション系はできない子どもも多いですが気にせず今後繰り返し練習です。
子どもには、こういう動きがきれいにできることが「運動神経がよい」というんだよ、と説明しています。
この往復ドリルは、いわゆる「動きづくり」のメニューです。
特に低学年では当然身についているはずの動きができていないなど、現代のかかえる問題点が浮き彫りになります。
陸上教室では、このような動きづくりを多くメニューに取り入れて、運動能力の向上を目指します。