神戸市サッカー協会 コーチングスクール(2009/12/11 )
毎月第2金曜日の夜に開催されるコーチングスクールですが、今回の講師は何とヴィッセル神戸の前監督の和田さんです。
前半の1時間がが講義で後半の1時間が実技です。
無料で教えていただける機会があることはとても恵まれていると思います。
前日の夜から雨でしたが、当日は昼ぐらいから回復し、夜には雨は完全にやみました。
しかし、グランドコンディションが悪く、使用できなかったため、すべて講義になりました。
今回のテーマは「前へ進む」です。
講義では最初にヴィッセルのゲームから3シーンと海外のゲームから3シーンほどがテーマに沿って解説されました。
重要なことは、「観る」「気づく」「感じる」
下を向いているとだめで、出し手も受け手も観て気づかなければならない。
積極的にゴールを狙う。ボールをつなげろといったら、できない。ゴールを意識させることが重要である。
ゴールを目指し、前に行くという意識がゴールを決める
「切り替えが重要」 ボールを奪った瞬間がチャンスになる、相手チームの守備陣形が崩れてくるので、前に行けばチャンスになる。
「観ることが重要」
実技ができなかったので、指導案に基づき解説
(この指導案はS級のフォーマットを使用している)
W-up
「ハンドパス」は、トレーニングをイメージするにはすごくよい。UPにもなる。
オフサイドありにすると、それぞれ並んでしまう。
声なしにした理由は、観ることによる重要性がわかるからである。
TR
トレーニングは何でもいい。指導者が何を目指すかが重要
フリーマンは、ゲームでもパスを出せる選手にさせたらよい
重要
攻撃の練習のときに、攻撃する選手だけでなく、ディフェンスの選手にもうまく働きかける必要がある
守備者にちゃんとやらせないと試合につながらない
ディフェンスが必死になれば攻撃も必死になる
ちなみに、実技があったとしたら、私にとってはめちゃくちゃきつかったような気がします。
テーマに関係なく質疑応答
・普段の練習では、攻撃や守備の単独の練習ではなく、攻撃と守備を同時にさせることが重要である
・ゴルフの石川選手が若くても堂々と出来るのは、成功体験がいっぱいあるから動じない、自信があるのでは。
Q.低学年のゲームで1人だけ攻撃に加わらずぽつんと守備している子どもがいるが、攻撃するように指導したほうがよいのか
A.おそらく団子サッカーになるはず。ボールがこぼれたところを狙うという意図があるなど実は意識レベルが高い場合もある。
・普段から選手や子どもに触れることが重要。今は握手では足らない。体に触れることが重要。
ワンタッチやダイレクトが出来るかどうかの差が、プロリーグのチームの差であり、強いチームは個人の技術が高い。
・遠くが観れるか。
・プロチームでは、1時間も4対2のボール回しをしている。この中に、ボールをとられないなど、すべての要素が入っている。
失礼ながら私は和田さんや選手には詳しくないのですが、監督をされたことや選手についてや今後の話など、非常に面白い話を聞かせていただきました。奥深いです。そういう目でJリーグを見るとまた面白くなりそうです。