初めてワードプレスを始めた初心者にとって、テーマ選びは大きな悩みだと思います。
特別に、思い入れがあるテーマや使ってみたいテーマがある場合はそれを使えばいいですし、気にいっているサイトのテーマを使いたい場合はそれを使ったらいいと思います。
しかし、そういうのはなくて、テーマのこともよく知らないので、おすすめを紹介してほいいという場合に、私がおすすめするテーマは国産の無料テーマである「lightning」の一択になります。
なお、アフィリエイト専用?テーマは除外します。そういうテーマを探している人は実績を出しているアフィリエイターがおすすめする有料テーマを使ってください。
ある程度のレベルのテーマになると機能的には同じ
評価の高いテーマは制作者とユーザーが意見交換して、どんどん機能強化しています。ユーザーが要望する機能は同じような機能なので、どのテーマでも基本的に取り入れています。
正確に言えば、個別プラグインの機能をテーマ専用(ほかのテーマでも使えますが)の多機能プラグインで実現させています。また、テーマの自体のカスタマイズ設定でデザインを好みに変更できます。
違いといえば、デザイン等の好みや使い勝手等のユーザー個人レベルの違いぐらいです。
個別のプラグインを減らすことができたり、プラグインの更新停止を気にしなくてもいいので、プラグインを減らすことができますが、プラグインの代替機能というよりも、デザインやレイアウトのカスタマイズ機能の方が中心になっています。
例えば、個別プラグインの場合…目次作成機能、サイトマップ作成機能、SEO機能などをテーマのカスタマイズやテーマ専用のプラグインで実現できます。
デザインの場合は、見出し、組み合わせブロック、全幅ブロック、ボタンブロックなど、ブロックエディターの機能を拡張するような感じです。
昔は見出しのデザインを変えるために、子テーマに文字色・背景色、フォント、囲み線などのcssのコードを書く必要があった(レベル的にはコピペですむ)のですが、いくつかのテンプレートが選択できるので、気に入ったものがあれば、簡単に導入できます。
この見出しなどの基本設定を変更するだけで、同じテーマを使っていても、全く、イメージの異なるデザインのサイトを作ることができて、差別化にもつながります。
評価の高い3つのテーマは、①lightning ②snowmonkey ③swell
ワードプレスのテーマでアフィリエイト専用?テーマ以外のサイトの場合、①lightning、②snowmonkey、③swellの3つが有名でよく使われていて、制作者も勉強会を頻繁に開催しており、業界の中でも一目置かれています。
この3つの中でどれかを選択する場合のポイント
- ①lightningは無料で、機能強化した有料のpro版もあるが、無料版でも十分以上の機能があり全く問題なく使える(日本で一番使われているテーマかもしれない)
- ②snowmonkey③swellはお試し版もあるが、基本は有料版を使うことになる
そういう点から、初めてワードプレスを使う人には、有料の敷居のない①lightningをおすすめしている
今後テーマを変えるとした場合に、①lightningからlightning proへの移行はあるが、①から②snowmonkey③swellへの移行はなかなか初心者には考えにくい
実は、私は②snowmonkey③swellのお試し版を使ってみて挫折しました(テーマがどうのこうのではなく、慣れた①lightningから移行するのは精神的にも時間的にもキツイ⇒つまりテーマ移行障壁がある)
ワードプレスの管理画面からテーマ検索すると無限にテーマが出てくるが、基本的に、海外のテーマはおすすめしない。顔が見えないテーマの作者の場合、いつ更新しなくなるか分からないし、ワードプレス本体のバージョンアップやセキュリティに対してテーマの更新をしない可能性もある。海外製はデザインや構成が外国語を基本としていますので、日本語で使う場合に不具合や不満が出る可能性もある。今では日本のテーマも数多くあるので、少なくとも、日本製のテーマをおすすめする。
初心者には分からないと思いますが、100%GPL(複製・改変・再利用が自由)でないテーマ(1つのサイトにしか使えないなどの規約を設けている有料テーマ)は、個人的には、無意識の規約違反のリスクや、請負先から規約を知らされなかったり、サポートを嫌がる制作者もいたりして、あまりおすすめしません
そういうことで、私のこのサイトでは「lightning」を使うことを前提として解説しています。
また、このサイトをはじめとした複数のサイトで「lightning pro」を使用しています。
①lightning ②snowmonkey ③swell の入手先
①lightning
- https://lightning.nagoya/ja/
- 標準テーマなのでワードプレスの管理画面の「外観>テーマ>新規追加>テーマを検索」でlightningを検索すればすぐにインストール可能
- ワードプレス公式サイト(https://ja.wordpress.org/themes/lightning/)
- 【継続課金型】¥16,500 / 1年間
①lightning pro
- https://lightning.nagoya/ja/expansion/lightning-pro
- 標準テーマではないので、制作者のサイトからダウンロードしてワードプレスの管理画面の「外観>テーマ>新規追加>テーマのアップロード」でパソコン内のダウンロードしたZIPファイルをインストールする
- proはお試し版なし
- 【継続課金型】¥7,700 税込 / 1年間
※サブスクリプションを停止してもアップデートが出来なくなりますが、テーマ自体はご利用いただけます。
②snowmonkey
- https://snow-monkey.2inc.org/
- 標準テーマではないので、制作者のサイトからダウンロードしてワードプレスの管理画面の「外観>テーマ>新規追加>テーマのアップロード」でパソコン内のダウンロードしたZIPファイルをインストールする
- 【継続課金型】¥16,500 / 1年間
※サブスクリプションを停止しても、Snow Monkey テーマ自体はそのままご利用いただけます。 - Snow Monkey の試用に関するお知らせ(https://snow-monkey.2inc.org/2020/09/30/snow-monkey-trial/)
③swell
- https://swell-theme.com/
- 標準テーマではないので、制作者のサイトからダウンロードしてワードプレスの管理画面の「外観>テーマ>新規追加>テーマのアップロード」でパソコン内のダウンロードしたZIPファイルをインストールする
- 【買い切り型】¥17,600(税込)(※ お支払いは一度限りです。月額や年額ではありません。)
- 【無料お試し版】お申し込みページ(https://swell-theme.com/swell-free/)
【おまけの話】3つのテーマのビジネスモデルの違い
商品ラインアップや価格設定など、ビジネスモデルの違いの参考になります
①lightningは多くのユーザを獲得できる
②snowmonkey③swellはコアなユーザーを獲得できる
似てそうで、①lightningと②snowmonkey③swellのポジショニングは違っていると思います
イメージ的には
①lightningは無料会員と有料会員(proは1年ごとの継続課金型)という2つの商品
②snowmonkey(1年ごとの継続課金型)③swellはお試し可能な有料会員(買い切り型)のみという1つの商品
したがって、①lightningの方がユーザは圧倒的に多い
ユーザーが多いということは、ユーザーが発信する使い方等の情報も多いということ
これが、私がサポートするときにlightningを基本としている理由です
また、①lightningのpro版に移行したければ、私のサポートを受け続けていればクライアントのproの費用負担なしという100%GPL(自由に再利用できる)の利点
どちらのビジネスモデルがいいのかは一長一短だが先のことを考えると
①はユーザーが多く認知度が高いので新たなビジネス展開がしやすく、組織が向いている
②snowmonkey③swellは手詰まったらきついが、自由度が高いので個人が向いているが、②snowmonkeyが1年の継続課金型であるのに対して、③swellは買い切り型になっており、③swellのほうが一度の支払ですむので、②snowmonkeyよりも買いやすい。多く売れると思うが、継続型の収益にはつながらないため、新しい商品を販売する必要があり、そこがビジネス的にきついかな。
①lightning proの方が売り上げは②snowmonkey③swellよりも拡大できる可能性はずっと高いのかなと思ったりする。①lightning proの課題はいかにしてproに移行してもらうか。
※外野が勝手に分析した勝手な妄想ですのでご了解ください
このようにビジネスによってモデルや戦略はさまざまであり、これが正解だというのはない。うまくいけば正解になるし、同じことをしても、人によって成功するかどうかは別の話になる。ただ、ビジネスを始める場合には、ある程度事前にシミュレーションできるので、経験者に個別相談することをおすすめする。