陸上教室(2010/3/20) 第5期 第5回

今年度最後の陸上教室です。
6年生は卒業することになります。
少し風があるものの、春らしい温かい天気でした。

暖かいこともあり、50mのタイム測定をしました。
風が向かい風だったので、追い風になるようにスタート位置を反対にして、自己ベストが出て終われるようにしました。
みんな良い記録が出ていたようです。

メイン練習は6年生が最後とうこともあり、5-6年生25人を担当させてもらいました。
これから中学生になり、いろんなスポーツをしていく中で、重要な体の柔軟性と早く走るための走り方について40分ほど担当しました。
最初は股関節の柔軟性を高めるために、スキップに股関節回しを入れたドリルをやりました。
残念ながらスキップが全然できないという現代社会の問題点が浮き彫りになり十分にできませんでしたが、動的ウォーミングアップをふくめて話をしましたので少しでも記憶に残ってもらえたらいいなあと思います。
次に地面をしっかり押して走る練習です。
地面を後ろにけるのではなく、地面を押すためのドリルです。
ミニハードルを50cm程度の間隔で6台4コースセッティング。
ももあげや地面を押すイメージ、ももをあげずにハードルすれすれで跳んでいくなどのバリエーションで行いました。
次に、そのミニハードルをすばやく跳んでいき、そのまま10mほど、その感覚を持ったまま走る練習です。
徐々にミニハードルの間隔をあけていきます。
120cmから10cmきざみに上げて、最終的には150cmにしました。
ここまでくると、かなり勢いを持って走ることになりますが、ハードルは1歩づつ跳ぶので、強制的に足を後ろにけりだすのはできません。
ひざをしっかり前に出し、地面をトントンという感覚で走ることができ、そのままハードルがあるような気持ちで走ってもらいます。
すると、みごとに、地面を捕らえた、正しい走り方を体感することができます。
最後に、ハードルではなく、スティックを160cm感覚において、同様に仕上げの走りをします。
見違えるほどにフォームが良くなり、速く走れている子どもも多くいました。
こういう練習を普段からしておけばいいのですけどね。
時間があれば、もう一度50mのタイム測定をすれば効果がわかるのですが時間がないので終わりです。
どれぐらいの子どもが陸上の道に進むかわかりませんが、将来参考にしてもらえたらいいなあと思います。
ちなみにこの練習は普段から私がやっている練習でもあり、すべての選手に共通する効果的な練習です。

1-4年生50人は、ラダーを使ったドリルをやりました。
また、ラダーをつなげてお互い反対報告から走りじゃんけんをするという遊びラダードリルをしました。

今年度の陸上教室は5期各5回の合計25回ありましたが、1回休み、2回途中までと、かなり参加することができました。
ちなみにサッカーが22回ありましたので、合計46回参加ですので、週末の半分は指導していたことになり思ったとおりしんどいですね。