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フリーナンスの記事を書こうと思ったきっかけは、屋号名だけで銀行口座が開設できるブログ記事を読んだこと
「フリーランス」ではなく「フリーランス」をもじった「フリーナンス【FREENANCE】」というサービスです。紛らわしいですが、「フリーランス」がメインターゲットであることが明確なサービス名ですね。
この記事を書こうと思ったきっかけは、個人事業主が銀行の口座名を個人名でなく屋号にしたい場合に、フリーナンスで口座開設すれば可能であり、事業で事故が起こった時の補償サービスなどさまざまなサービスも受けることができ、しかも、口座開設手数料も口座維持手数料も無料なので、メリットだらけで、フリーランスなら口座開設するのがおすすめというブログ記事を読んだからです。
そこで、いろいろブログ記事を検索して読んでみると、同じように、フリーナンスで口座開設をすすめる記事ばかりでした。そこで、フリーナンスのことを少し調べてみると、メリットはたくさんあるのは確かですが、あまり書かれていないデメリットもあるなあと個人的に思ったのと、無料の怪しいサービスのように感じているている方もおられると思うので、個人的な考えをまとめてみました。
消費者センターで勤務していた私としては、多くのメリットの裏に隠れたデメリットを知ってもらい、損をすることがないようにしてほしいのです。消費者は消費者保護の法律や消費者センターに守られていますが、事業者は自己責任です。起業ブームの中、情報弱者の個人経営者がターゲットにされる時代です。ぜひ、自分の事業を守る知識を付けてほしいと願っています。
【前提】民法の視点から見る口座開設(法人と自然人)
まず、民法では、契約の主体となれるのは法人と自然人(個人)の2種類に分けられており、個人事業主は法人ではないので当然ながら個人という立場になります。したがって、屋号で契約しようと思っても、実際は個人で契約していることになり、融資を受ける場合も個人で審査されることになります。
また、債権が焦げ付いたり、事業が失敗すれば、個人の負債として残るので、自宅や自家用車を売却したり、最悪の場合は、自己破産することにもなります。個人事業主が詐欺的な商法にあるというニュースをときどき耳にします。
そういうことで、銀行口座を開設するときも、個人事業主は個人名で開設することになります。したがって、審査はありませんし、口座開設を断られることもないと思います。
ちなみに、法人での口座開設は審査があり、審査に通らないというブログ記事を見かけますが、法人として普通に書類等を整えれば審査は通ると思います。私は法人設立してすぐに4大メガバンクとゆうちょ銀行の口座開設をしました。法人口座開設については別途記事(準備中)を参照してください。
さて、個人事業主は法人ではないので、口座の名義は個人になるのですが、たいていの銀行では、個人名とともに屋号を一緒につけることができます。「営業性個人口座」などといわれていますが、こちらの方は純粋な個人口座と違い審査があります。といっても、開業届けなど、実際に事業をしているということがわかれば審査は通ると思います。
口座名は「屋号+氏名(本名)」となるのが基本です。お客さまに振り込んでもらうときに、屋号が付いていれば十分に信用してもらえると思います。
したがって、あえて、屋号だけにする必要もないと思いますが、どうしても屋号だけにしたければ、個別に銀行と調整すれば可能との話もあるようです。
では、なぜ?フリーナンスが注目されているのか?あまり出てきていないデメリットな話
「フリーナンス【FREENANCE】」のメリットはフリーナンスのサイトやブログ記事などにさんざん書かれているので、そちらを参考にしていただきたいと思いますが、ざっくりまとめると以下のとおりです。
フリーナンスのメリット
- 屋号だけの口座が開設できる(要必要書類)
- 口座開設・維持手数料が無料(メインバンクに手数料無料で定期的に振込入金)
- 「フリーナンスあんしん補償」の無料サービスがある ※仕事中の事故や情報漏洩などの損害(保険引受保険会社 : 損保ジャパン)★めっちゃいいサービス★
- 「即日払い」が利用可能 ※法人への請求書を提出すれば、振り込みを待たずに、3%程度の手数料で先に受け取ることができる
実はこんなデメリットがあります
- 口座開設となっているが、実際は「フリーナンスとは、日本で初めてのフリーランス向け収納代行サービスと即日払いサービスです。」といううたい文句になっており、会員登録という形式に近い。決済代行業者に近いですね。
- 法人からの振込だけが対象
- 振込してもらう銀行口座名が「GMOあおぞらネット銀行」であり、「4大メガバンク+ゆうちょ銀行」というお客さまにとっては使いやすく安心できる銀行ではないので印象が良くない。さらに、お客さまは、まず「GMOあおぞらネット銀行」の口座を持っていないので確実に振込手数料が必要。メジャーな銀行だと、振込手数料が安くなったりするので、お客さま目線でいうとデメリット感はある。
- 「フリーナンスあんしん補償」はメリットだらけだが、一定期間の入金がないと、「休止」扱いになり、その場合は補償は受けれない。つまり、取引せずに口座だけ持って補償を受けるという裏技は使えない
- 「即日払い」は利用しなければ手数料は必要ないのだが、資金繰りが苦しい時や目の前の現金につられて利用してしまう可能性がある。手数料がそんなに高くはないので、利用し始めるとくせになる可能性がある。結局、請求書を担保とした借金であり、いわゆる「ファクタリング」とよばれるものである。請求書の買取サービスです。
- 「ファクタリング」は会社員個人の給与を無理やり適用させて検挙されるなど、「給与ファクタリング」として一部問題になって悪用されたりもしている。
無料ではあるけど、結局、手数料を支払うことになる可能性がある
- 「GMOあおぞらネット銀行」はGMOグループであり、GMOは決済代行業務など、手数料で収入を得ている。結局は、手数料を支払うように誘導されることになる。
- 「即日払い」による手数料
- 「フリーナンスあんしん補償」の補償追加プラン「フリーナンスあんしん補償プラス」により掛金
- 「GMOあおぞらネット銀行」の顧客獲得(入金振込口座が「GMOあおぞらネット銀行」の場合は平日毎日、それ以外の銀行の場合は毎週金曜日と月末月初の営業日に振込手数料無料で入金)
- 「月額会費制の導入」や「ユーザー情報を活用した広告の配信」など、無料サービスではよくある方向性を計画している
法人でもフリーナンスに口座開設が可能
ちなみに、私のような個人ベースの法人であれば「フリーナンス」に登録できるようなので、登録だけして「フリーナンスあんしん補償」を受けようと思いましたが、使っていないと休止扱いになるとあったので、残念でした。これもサービスを実際に稼働させようとする仕組みですね。
ネット上に「フリーナンス」をおすすめするブログ記事が多い最大の理由は、1件3000円の「アフィリエイト」報酬が目的?
GMOのサービスと知った時点でピンときました。A8というASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)から口座開設の報酬として1件3000円の紹介料が支払われます。
「フリーナンス【FREENANCE】」のサービスは、斬新なサービスで、非常に優れていると思います。うまく使いこなせば、フリーランスの強い味方になってくれると思います。しかし、一歩間違うと、手数料地獄(気が付かないうちに借金体質)におちいることになります。そういうデメリットはなかなか記事になっていませんし、もしかすると、そこまで気が付かないのかもしれません。
デメリットを強調しすぎると、口座開設してもらえず、アフィリエイト報酬を得ることができなくなるからです。アフィリエイト記事あるあるです。
アフィリエイトかどうかの見分け方としては、記事のあちこちにある「フリーナンス【FREENANCE】」にはられたリンクやバナー広告が、「https://px.a8.net/」で始まっていたらアフィリエイトです。アフィリエイトではない記事は、もう少しフラットな視点で書いているかもしれませんね。
私自身も気持ちだけアフィリエイトをやっているので、この記事の中の「フリーナンス【FREENANCE】」のリンクや「バナー広告」はアフィリエイトになっています。アフィリエイト専業の人は、何が何でも、アフィリエイト報酬を得たいので、偏った視点の記事や深読みしていない表面だけの記事になってしまうこともありますので、多くの視点の記事を参考にしてください。もちろん、この私の記事のデメリットの視点も、私が個人的に思っていることですので、違うだろうと思う人も多いと思いますが、それも多くの視点ということになります。
いろんなデメリットなことを書きましたが、うまく使いこなせれば、メリットはあると思います。特に無料の補償サービスは秀逸ですので、お試しで登録してみるのもよいかもしれません。
※この記事のリンクやバナー広告から「フリーナンス【FREENANCE】」に申し込んでいただくと、私に報酬(3,000円)が入ります。